理念
いらんことはしない。やるべきことはしっかりと。
健康について最も大切なことは何でしょう。私は、常に悪いところが無い状態でいることだと考えております。
悪いところが無ければ、今後悪くならないようにそれを維持していくことが大切だと思います。
もし悪いところがあるならば、悪化しないうちに処置しないと後が辛くなるだけです。ひと通り治療が終れば、その状態を維持していくことが大切です。
と、言う事は簡単ですし、思うだけなら皆さんも異論は無いかと思いますが、これを実践するために時々歯医者に行かなければと思うと心中穏やかではないかもしれません。
ただし、なにかあって歯医者に来た時には、我々も何かしなければなりません。だから、何も無いことを確認しに、そしてさまざまな疾患の原因となるばい菌の量を減らしに
定期的においでいただければ悪くなる事を防げる可能性が高まるといえます。これが予防というものだと思います。
昨今、先進医療に重点を置いた医院が増えていますが、基本である古典的な部分が疎かになっている傾向があるようです。
逆に古典的なことが好きな先生は専門医院の形態をとるようになってきているようです。両者共通するところは保険外の診療になるという
ことです。保険診療で大盤振る舞い出来るご時世ではなくなったので、それはそれである意味仕方ないことなのですが、だからといって、
保険だからこんなものです、というのはどうかと思うわけです。たしかに制限だらけのルールでしばられているので我々も患者さんにも不満が残る部分が多いのですが、
結局保険診療でたべているわけなので、ならば、愚痴を言うなとはいいませんが、精一杯の診療をしましょうよ、ね、先生方。
私のたかだが20年に満たない臨床歴ではありますが、振り返ってみますと、もっと積極的な治療を行えばというケースは多々ありますが、
無理してしまい台無しにしてしまったというケースはそんなにはなかったかと思います。
面白いことに、この業界にも流行り廃りというものがありまして、ちょうど卒業したころはいろんな方面でめまぐるしく変遷していった時期でした。
当然臨床のなんたるかもわからない私共は、新しい材料、方法、高名な先生の話を全て鵜呑みにして、右に左に翻弄されてました。
今考えれば、なんであんなことを、、、、というものがいっぱいありました。当時は大御所たちはどう思っていたのでしょう。
結果論ではありますが、今となっては、無理しなくて良かったと。そして、今、また新しい流行が、、、、、、
さて、なにを言いたいのかといいますと、みなさんはきっと今後治療を受けるにあたっていろいろと調べてみたり、噂ばなしを聞いて興味
持ったりして、自分もこうしたい、という要望もあるかもしれません。ときどき思いつめて絶対こうしてほしい、という方もみうけられますが、
医療には、出来る事と出来ない事があります。そして、して良い事としてはいけない事があります。これをしっかりと見極めなければ
なりません。適応であれば、GO!。条件つきであれば、クリアー出来しだいGO!。でなければ、決してやってはいけません。
どうぞなんなりとお話しください。場合によっては夢を打ち砕いてしまうかもしれません、、、、ごめんなさい、、、、(つまり、いいことばかり
いうわけではないということです。) 出来るだけみなさんのご要望にお応えできるよう努力いたしますれば、、、、。
一般歯科: 虫歯、歯周病、抜歯、入れ歯、などなどです。趣味が歯石とりだったりします。総入れ歯なんてのも好きですね。
小児歯科: 専門というわけではありませんので標榜はしていませんが、もちろん診療します。(無理強いはしません。時間の許す限り
じっくりとやります。かつて、最長記録は、2時間指を噛まれっぱなしでグズったお子さんがおりましたが、勝利しました。
親御さん泣いてましたわ、うちの子が出来たって、、、あくまで、時間があったからですけど。根くらべですね。
敗北感を味わったのは(一回目で治療出来なかった状況)今のところ3,4人くらいです。
インプラント: 治療オプションとしてすばらしい方法ですので採用しています。ただし、適応ケースで安全に行えるスタンダードなケースのみお受けします。
検査としてCTを大学病院などで撮影してもらいます。それから診断です。なんでもやればいいというものではありません。
審美歯科: 世間を見回すと、白い詰め物、被せものを入れることのようですが、
静的審美(見た目)、機能的審美(機能回復)併せ持ったものを審美歯科とよびたいものですね。
歯ぐき周りをしっかりと整えたうえで、そこに口元にマッチした歯並びをつくる。これはそれなりの期間と費用がかかります。
ホワイトニング:ホームホワイトニングといって、ご自宅で時間をかけてじっくりと行う方法を採用しています。
面倒ですが、確実性は高いといわれています。かつての流行っていた時でしたらオフィスホワイトニングを採用したかも
しれません。もちろん要望が多ければ導入も考えます。
その他いろいろあるやもしれませんが(なにかおもしろそうなネタがあれば教えてください)、何事も話し合いです。適応である術式、材料を
見つけていきましょう。そして、最終判断をするのはあなたです。なんといってもあなたの健康の入り口である口腔内をいじるわけです。
良く分からないのでお任せしますでは、、、、ダメですよ。
ご静聴ありがとうございました。